増え続けるデータの運用と同期と保管方法を考える

最近、Dropboxがいっぱいになってきた。
無料アカウントで色々キャンペーンを使って9GB程の大きさになっているんだけど、これでも足りない。

何故足りないか

原因はiPhoneで撮影した写真や動画、Nexus7で使う為の音楽・動画。
後者についてはSugarSyncへ逃がして事なきを得たけど、iPhoneで作られるデータ量が多いので、しょっちゅう容量オーバーになる。

そうでなくても最近車載動画にハマっているので、この録画データがストレージをかなり占めている。
(編集せずに溜まっているのがあるから捨てられないのよ)

更に追い打ちをかけるように、大学で使うモロモロのデータが爆発的に増えていて、処理に困っている。(VMwareのHDDイメージとか、複数台のノートPCのHDDイメージとか……。)
特にこれがなければ、まだ何とかできてたけど、絶対に必要な情報だから削れない。

どうしたものか……。
という訳で、効率的なデータ運用を考えてみます。

「大量のデータを簡単に出し入れできること。」

これが第一目標。アーカイブされたデータにも好きなタイミングでアクセスできるようにしなければならない。
何故かというと、こんな感じ。

パパが運動会で息子の有志を頑張ってビデオカメラでDVテープに撮影しても、後から繰り返し見る?
恐らく、DVテープやらの出し入れが面倒で、殆ど見なくなる筈。

折角あるデータを好きなときに直ぐに再生できるようにしておかないと、物はあるのに見る機会を逃してしまう。
それと同じで、アーカイブしたHDDが裸で引き出しにしまってあっても、使わないんだよね。
それを防ぐためにも常にHDDはマウントされた状態でなれけばならない、ということ。

そう考えると、こんなものが一瞬頭をよぎるが、電気代も結構かかりそうだし、2Tを10個の20TBに障害対策とか、資金的な意味で考えたくない。
だから、現状でアーカイブとよく使うデータを分けざるを得ないと思ってたけど、ココに来て状況に変化が。

OSS版のDropbox

Dropbox的なサービスを自前のサーバで補ってしまおうという物が OSSで結構出てき始めている。MS OfficeからOOoが生まれたり、Windowsファイル共有を他のOSからする為にSambaが生まれたように、便利なサービスがあればOSSにも生まれるのは時間の問題だったみたい。
ここらへんによくまとめられているが、本当にDropboxライクに使うならSparkleShareぐらいかな? と思ったりしてます。
他にも、Syncanyとかも面白そう。
rsyncでファイル同期も良いんだけど、折角やるんならバージョン管理とかしたいしね。
でも、これらの場合の問題点として、環境を構築して、運用するだけのスキルが必要になってくる。
まだ、ようやく覚えたてのLinux環境で外向けに公開するサービスを立ち上げて安定運用出来る自信がないんだよなぁ。
ローカルでは仮想環境で実験してたりするんだけど、Dropboxみたいな、フォルダに放り込んで全環境で同期させるみたいな方法、マルチプラットフォームで実現させるのは まだちょっとしんどい。

それに結局自前でサーバを動かし続けているので電気代的なコストが掛かり続ける。
(今手元で動かしている自作鯖PCの電気代が、大体月+1000円。年間で見ると意外と大きいよね。)

無制限のクラウドストレージ

もうひとつの候補として、最近、月額幾らで容量無制限というクラウドストレージが話題になっている。
具体的には、Bitcasa ($10/mon)とか、Pogoplug (500円/月)
これらを選べば、容量問題は事実上解決できそうだけど、

  • これで利益が出ているのだろうか
    • いつ終了するか分からない。(2,3年でサービス終了されると痛いし、1Tとか貯めたら一ヶ月かかっても落とせないなぁ。)
  • ブロードバンドとはいっても1TB転送するのに時間がかかりすぎる。
    • 転送に使う帯域リソースの問題。いま使っているOCNが一日30GB以上で警告が来た気がする。このためだけに無制限のSOHO契約に切り替えられないしね〜。

という問題が付きまとう。

まぁ、これらはバックアップとして物理HDDで手元に保存して置いて、クラウドから好きなタイミングで読み書きするような使い方がいいのかも。

と、ここまで考えて……

…は、いるんですけどね。
なんだかなぁ。